埼玉高速鉄道株式会社と本学は2020年に産学連携協定を締結し、2025年度も、浦和美園?見沼田んぼエリアを舞台に産学連携プロジェクトを展開しています。
2025年度のプロジェクト活動の一環として、経済経営学部経済経営学科 藤井大輔ゼミの2年生?3年生を中心とした学生たちが、5月17日(土)に「イイナパーク春祭り2025」に参加しました。
学生たちは、イイナパーク川口?川口ハイウェイオアシスに来場されたお子さんに楽しんでいただけるよう、「ぬり絵イベント」を企画し、埼玉高速鉄道株式会社にご協力いただきながら、立ち上げ段階から主体的に取り組んできました。ぬり絵のベースとなる線画は、見沼田んぼの春?夏?秋?冬、イイナパークはるまつりの5つのパターンを用意し、ぬり絵の裏面には、お子さんたちに見沼田んぼのポイントを知ってもらう短い文章を10種類以上用意しました。

お子さんたちを受け入れる準備を終えて……
17日当日は、朝から雨が降り続くあいにくの天候でした。それでも、学生たちは屋内あそび場「ASOBooN(アソブーン)」に遊びにいらっしゃったお子さんや川口ハイウェイオアシスに立ち寄ったお子さんたちに、ぬり絵をプレゼントしたり、ブースでのぬり絵体験をお世話しました。

雨の中、ぬり絵をサポートする学生たち
雨が降り続いたため、ブース隣の“はたらくクルマ”(ショベルカーなどの乗車体験)も中止され、「イイナパーク春祭り2025」の来場者も渋り、来場者が多くない中、学生たちは積極的にお子さんに声を掛けて塗り絵に誘っていました。

ぬり絵に夢中なお子さんたちを見守る学生たち
午後に入り、雨が強まるだけでなく風が吹き出してきたので、安全を確保するため、終了予定よりも早い13時30分に、ブースでの活動を終了しました。3時間半ほどの活動で、ブースには親子連れ10組以上にお立ち寄りいただき、お子さんにぬり絵を体験していただきました。



学生たちは、強い雨に加えお昼頃から風が強くなるという厳しいコンディションの下でも、ブースでお子さんたちにぬり絵を楽しむでもらうだけでなく、埼玉高速鉄道のお子さん向けの小さい制帽をかぶってもらい写真を撮ってあげたりしていました。この企画の立ち上げ段階から主体的に取り組み、昨年9月にイオンモール浦和美園店で開催された「ぬり絵体験」を経験した学生は、来場されたお子さん、親御さんの行動の違いにも気づくなど、ふだんのゼミでは容易に学ぶことができないお子さんとの貴重な交流の場となりました。
産学連携プロジェクトとしてご協力いただきました埼玉高速鉄道、主催の川口市には大変お世話になりました。